徳大ファーマーズマーケット
マーケット、といえば「お店があって、そこへお客さんがやってくる」といったイメージが強いのではないでしょうか。でも私たちのファーマーズマーケットはそうじゃない。子供からお年寄りまで、みんなで空間をつくっていく。ファーマーズマーケットに参加するすべての人がいわば“つくり手”です。
「~がしたい!」「~があったらいいなあ」そんな風に思ったことを実現する場所なのです。
“おいしい”を一緒に
おいしいものを食べたとき、幸せな気持ちになりませんか?
あたたかいスープ、ふわふわもちもちのパン、カリカリのクラッカーにはあまーいジャムをのせて。食べれば思わず、「おいしい~!」って声が出ちゃう、そんなものを提供したいと思っています。
徳大ファーマーズマーケットで、みんなでおしゃべりしながらおいしいものを食べ、楽しい空間を共有することを通して、私たちはみんなで地域コミュニティをつくっていきます。
徳大ファーマーズマーケットで一緒にハッピーな時間を過ごしませんか?
売り方、買い方
ファーマーズマーケットというと、賑やかで野菜や果物が沢山並べられているイメージがありませんか?
品物の情報は看板に文字や絵を描くだけでなく、声で直接伝えます。お店の人がお客さんに伝えたいことを積極的に伝えるのです。「私のとこの~~、とってもおいしいんだから!」「ウチの~~イケてるだろ?」とか。こうしてポートランドにおけるファーマーズマーケットではお店の人とお客さんとの結びつきが生まれています。この直接の繋がりがポイントなのです。
なぜこの繋がりが大切なのでしょうか。ファーマーズマーケットは‶美味しい・楽しい″というのが理想ですが
ファーマーズマーケットの力はそれだけではないのです。
地元の食材は安全です。長距離の運搬をしないので環境にもやさしい。おいしい旬のものを食べられます。おいしく食べることが健康の秘訣。
世界中からかき集めなくても、あなたの町にはこんなに素敵な食材がありますね。そこで活躍するのが、先ほどの売り手と買い手の繋がりなのです。ポートランドのファーマーズマーケットでは、こんなにたくさんの魅力に溢れる地元の食材を食べることによって、経済を回します。
これは、直接の繋がりがあってできるものです。私達は、美味しい!と言いながら健康になれる、そのうえ、町も元気になる。それがポートランドから学ぶマーケットの理想の形なのではないでしょうか。
見渡せる会場づくりを
会場の中心には食べたり飲んだり、座ってゆっくりお話ができるような広場、その名も「サンセットスクエア」をつくります。お客さん同士だけではなくお店の人同士もコミュニケーションがとれる場をつくることで、ファーマーズマーケットがもっと素敵になるヒントが見つかるかもしれません。そのためにも、お店は全体が輪になるように設置してお店からもお客さんからも見渡せる空間づくりをしましょう。こうすることで「ファーマーズマーケット」という空間を皆で共有していることを実感できるようになるのではないでしょうか。
続けていくために
実を言えば、徳大ファーマーズマーケットが動き始めたのは、開催予定日の2週間前でした。たった2週間という限られた時間の中で、企画から準備までを行って成功した徳大ファーマーズマーケットは、「誰もができる、インスタントパークだ!」と言えるでしょう。
成し遂げた私たちつくり手には、やり方がわかります。もう1度やりたいと思います。つまり徳大ファーマーズマーケットの未来が見えたのです。これこそが徳大ファーマーズマーケット持続の原動力なのではないでしょうか。
ファーマーズマーケットと私たちの未来
ファーマーズマーケットは楽しいだけではなく、私たちに大きな力を与えてくれます。「自分の頭で考える」「とりあえず作って形にしてみる」「決められた期限内に完成させてしまう」ということは、ファーマーズマーケットを完成させる上では必ず必要なことです。そして、これらの力は私たちがこれから更に大きなことを成し遂げる時の応用力となるのです。
私たちは徳大ファーマーズマーケットをこれからもどんどん進化させていきます。次はあなたも参加してみませんか?
SNSで噂を広める。
多くの人が、今回のファーマーズマーケットは「広報が足りなかった」と言っています。そして私たちは徳大ファーマーズマーケットをつくっていく過程で、たくさんの人が関わってくれることがいかに大切なのかを実感しました。そうして考えたのは、たくさんの人に徳大ファーマーズマーケットを知ってもらうにはどうすればいいのか。世界中の人と繋がることができるSNSを使って、噂を広めてみるのがいいんじゃないか、ということです。
自慢したくなるような、行ってみたいと思ってくれるような写真を発信していきます。噂が広がって徳大ファーマーズマーケットに出会うきっかけになりませんか?